こんにちは、心に届く手紙屋さんです。
私は、雲を観るのがとても好きだ。
この夏もゆく先々で、いろいろな雲を観た。
たちまち色、形を変え、観る人の創造力を掻き立てる。
まさに「一期一会」、同じ雲はもう二度と見ることはできないのだと
思うと、切なくなる。
雲を観ていると「雲は天才である」という言葉が自然と頭に浮かんでくる。
あらためて誰の名言か検索してみた。
それは石川啄木の小説のタイトルだった。
啄木は、明治時代を生きた歌人、詩人、作家で、病気と貧困で26歳でこの世を去った。
教科書や試験には出るため、ある程度は知っているが、実際に本を手に取って
読んだことはない。
「雲は天才である」は自分の体験をもとにした短編小説なのだろうか、サイトに掲載されてあったので、読んでみた。
言葉遣いが、「文語体」だから、読みにくい。意味があやふやな言葉もある。
しかし、これがなかなかおもしろいのだ。描写が細かすぎるききらいもあるが、
旺盛な批判精神、ブラックユーモアのセンスが感じられた。
しかし、「雲は天才である」が何を指しているのかは、最後まで謎だった。
飛ばし読みしたから?
「生々流転」、時のうつろいとともに変わっていく、人間の生き様を指しているのか。
実のところ、雲はただ操られているだけで、
空=宇宙が天才なのかもしれないが。
同じ岩手県の出身者では、「銀河鉄道の夜」で名高い宮沢賢治は今も人気で、
花巻の記念館には全国からファンが訪れている。
昔、岩手を旅した時、「石川啄木記念館」の近くを通ったことがあったが、
パスしてしまった。「暗い」「つらい」イメージがあり、足が向かなかったのだ。
石川啄木には、華やかさはなく、人間の真実をとらえた鋭い目線があり、コアなファンがいる。
もう一度、石川啄木を読んでみたくなった。
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