こんにちは、心に届く手紙屋さんです。
2023年のラスト、風邪を引いて熱を出してしまった。
もともと平熱は36.1℃だから37.5℃でも節々が痛くなり、辛かった。
でも、夫の行き届いた看護のおかげで翌日にはほぼ回復、「私って働くようにできているんだ」と改めて感じた。
さて、今日は大晦日。雪も降らず、そんな雰囲気はないのだけど、歳月だけはどんどん過ぎてしまう。
今年も12月にいろいろな贈り物をいただいたので、記憶にとどめておきたい。
▼本日、実家の義姉が送ってくれた品々。母亡き後もお餅などを欠かさず送っていただき
本当にありがたく感謝している。
▼会津若松の私のペンフレンドが送ってくださった身しらず柿、大ぶりの実がしっかりした甘くておいしい柿をたくさんいただいた。また、山で拾った和ぐるみを、扱いが楽なように、わざわざ割って送ってくださる。これはほんの一部。ありがたい限りだ。
▼美しいチョコレート。夫の親友が送ってくださったもの。鑑賞だけでも満足と思いつつ、全部食べてしまったけど。
この数か月、フォトエッセイをすっかりお休みしてしまった。「毎月最低でも1本掲載する」を自分との約束をしていた。気にしながら、更新しなかった。書きたいことはたくさんあったけど、どうもまとまらなかった。取材などで忙しいことを理由にスルーしていた。そもそもこのエッセイは、誰かに読んでもらいために書いているわけではない。自分の備忘録のようなもの。いつも散漫な私のココロをどこかにとどめておきたくて、始めたものだ。
私はコピーライターだけど、実は筆不精である。納期と報酬がないものは一行も書けない。
もちろん、報酬は「他の人に喜んでもらう」「うれしくなってもらう」というものも含めてであるが。
そうそう、数日前、見知らぬ名前の方から手紙が届いた。
それが下記の手紙。震災の時にお世話になったとのことで、感謝の言葉がつづられている。
2011年の東日本大震災の時、私は夫とともに沿岸部の津波で壊滅的な被害を受けた地域に、全国の仲間から届いた支援物資を届ける活動を行った。その時に、神戸をはじめとする兵庫県の方々や山形、東京など皆さんと出会い、連携して活動を行った。食料品、日用品、衛生用品、化粧品、塗料品、ランドセル、文具、軽自動車、土のう、ありとあらゆるものが届いた。海外のシンガポールの方々が手編みの帽子やマフラーを編んで、大量に送ってくれた。これは何年の続き、河北新報にも取り上げられた。
それら大量な物資を車に載せて、毎週のように気仙沼、石巻の北上、渡波、七ヶ浜、東松島、亘理、山元などに出かけては、お茶っこを行いながら配った。餅つきをしたこともある。
震源地に近い、金華山にも何度か運んだ。
無我夢中だった。行く先々でさまざまな人と出会った。多くの人から届いた善意を被災地の皆さんに届けなければという使命感で常に、「躁状態」にあったような気がする。
そうした状況は、次第に収まっていったのだが、その反動で当時の記憶が欠落している。
もちろん、今も付き合いのある人たちは別として、それ以来会うことのない人たちの名前も思い出せない。
今思うと、津波の被害こそ、免れたが、私たちも被災していたんだと思う。原発のことを知った時は、私たちは「タイタニック号」に取り残され、死を待つ人々だったのだから。
震災からまもなく13年が経つ。その中でこうして、お礼の手紙をいただくことはなんという喜びだろう。手紙の主の顔はもう思い出せないのだけれど、私の行動が他の誰かの心に確かに届いていたことを感じた瞬間である。
最期に、東日本大震災の時に、津波で壊滅的に被害を受けた仙台市荒浜の豆腐屋さんのご夫妻のお話を「聞き書き」させていただいた。その本がようやく完成し、昨日お届けすることができて、ほっと胸をなでおろしている。
今はもう居住できない地域になった荒浜。ご夫婦の震災前ののどかな暮らしとともに、荒浜の風景、日差し、風、空気、すべてが今も鮮やかによみがえってくる。
2024年、災害がなく、平和で、よい年になりますように。
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