こんにちは。心に届く手紙屋さんです。
私いまLINEマンガにハマっている。中でも、「沼落ち」しているのが、「恋するアプリ」。
全部で211話あり、一度読んだだけでは、まだ理解が全く足りないのだ。
なので、毎日読み返しては、その都度感心したり、泣きそうになったりしている。
そして、「人を愛する」ことについて思いを巡らすのである。
最初のきっかけは、ネットフリックスで大好きなソン・ガン主演の韓国ドラマ「恋するアプリ」を観たことだ。
高校生の気持ちになって、胸が痛くなった。
物語の核となっているのは、半径10㍍の距離に近づくと、「好きな気持ち」をキャッチしてアラームが鳴るアプリ「ラブアラーム」の存在だ。このアプリは、キレイだけどどうしよもなく性格が悪い女子高校生に恋をした、オタクの高校生が気持ちを打ち明けるために開発したものだ。開発されたことで、それまで好きな人に近づくと、顔が赤くなったり、そわそわしたり、表情や態度で「恋愛感情」
を見分けたものだが、以来、ラブアラームが鳴ることが「恋心」を見分ける基準になってしまう時代となる。
主人公は女子高校生のジョジョ、彼女の両親は早くに亡くなり、母の妹である叔母の元で暮らしている。その叔母が親の借金を肩代わりしたとかで、ジョジョに辛く当たる。叔母の娘(前述したきれいだけど性格の悪い女子高生)と差別され、給食費も払ってもらえなかったり、経営するコンビニの夜勤をさせられたりと劣悪な環境だが、その中でもジョジョはめげずに、明るく振舞っている。そんな彼女に、お金持ちのぼっちゃんでイケメンのソノ(マンガではヒカル)、とソノの家の家政婦の息子で、親友のヘヨン(マンガでは玲)との恋心が複雑に絡みあうというストーリー。ジョジョはソノに強く惹かれるのだが、自らの暗い過去をソノに知られたくないため、恋心を封印、開発者に頼んであるツールをもらい、ラブアラームが鳴らないようにガードするのだ。
ソノ役のソン・ガンの美しさに目を奪われた。強気のソノの心の奥にある繊細さ、優しさに心をつかまれ、いつしかソノ頑張れ!と応援したくなった。
しかし、物語の結末は私の予想に反したものだった。私は、どうしても納得が行かず、いろいろと探した結果、原作のマンガに出会ったというわけだ。
原作者は韓国人で、舞台も韓国だが、ジョジョを除く登場人物の名前、地名などは日本版に置き換えられている。マンガのタッチにも好みがあり、好みでない場合は全く読む気が起きない。しかし、「恋するアプリ」は無駄な線がなく、すっきりとしている。作者はマンガの描きすぎで手を痛めて、コンピュータでマンガを作成したとか。特筆すべきは、登場人物がすべて魅力的であること。とくに「ヒカル君(ソノ)」が美しく、憂いのある一挙手一投足から目が離せなくなった。ジョジョの心の地下室に閉じ込めていた秘密、そして苦悩、「生きなければいけない!」というジョジョの切実な思いが細やかに描かれている。ヒカル君の親友で一番の理解者でありながら、ジョジョに恋心を募らせる玲の純情も伝わってきた。
しばしば出てきたのが「タイミング エフェクト」という言葉。「タイミングと意志、 この誤差が人生を変える」ということ?。画一的な基準をもつラブアラームであっても、そこには意思の介入が可能である。アプリと言えども誤差が生じる可能性もあり、わずかな違いで人生は変わるということか。
これはAIが今後さらに私たちの暮らしの中に浸透するであろう、リアルな生活にとっても同様できないだろうか。タイミングは誰もコントロールできないのである。なぜなら、そこに「関係性」があるから。 「愛」には強い引力があるが、時には、愛だけで説明できないことで、思わぬ方向に動いてしまうこともある。そこには人間の「情」が介在する。共通の体験など積み重ねた時間が、二人の間に存在する関係性であり、そこに「情」が生まれる。
どんなに愛していても、人生をともに歩むことができないこともある。
でも、モノは考えよう。「美しい思い出」として、フリーズさせてしまったほうが、心の中に深く刻まれる。
私たちの人生はとても短く、すべてが変化していくのだから。
どんなに時間が経っても、心の中で出したりしまったりできる色褪せない思い出のひとつぐらいはあってもいい。
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