エッセイ

崇める【あがめる】

こんにちは。心に届く手紙屋さんです。

近頃、心に響いた言葉がある。「崇める」である。この言葉は、非常に尊いものとして敬うこと、崇敬すること、大切にすること、寵愛することを意味する。

この言葉と出会ったのは、Netflixの韓国ドラマ「私の解放日記」を通じてだ。

ドラマは、農業とシンク製造を営む両親のもとで生まれ育った主人公が中心だ。個性的で強烈な自我を持つ姉と兄と共に、29駅離れたソウルに通勤し、非正規社員として広告のデザインをしている。子供の頃から人と距離を置き、無口で一風変わっていた彼女は、上司や同僚に軽んじられ、恋人だった先輩にはお金を貸したが結局逃げられるなど、希望が持てない毎日を過ごしている。閉塞感とやりきれない思いを抱え、自己肯定感が底を尽く時、突然、父の手伝いをしているイケメンだがアルコール依存症で素性がわからない男性に向かって「私を崇めて」と言う。「崇めれば、あなたの人生は確実に変わるだろう」と。

「崇める」という言葉は、神や絶対的な存在に使われることが多いため、このように直接的に口にするのは意外だった。ここには、「自分はもっと大切に扱われるべき存在だ」という思いが込められている。なぜこんなに雑に扱われなければならないのか、また、現在の苦しい状況から抜け出したいという切実な願いがあるのだ。

ただ崇めるだけではなく、優等生だった彼女はこの男との関係を公にし、周りの目を恐れずに行動する。重度のアルコール依存症の男に「酒をやめて」と決して言わないことからも、彼女が彼を崇めていることが伝わる。

無私無欲でひたすら応援されることによって、応援された人は特別な力を得て、心の持ちようが変わり、人生が好転する。

このドラマのテーマは「弱い自分からの解放」である。互いに「崇める」ことで、化学反応で奇跡が起こる。自分ではどうにもできない時、他力本願でも構わない。「この人」と見込んだら、その人の手を借りるべきなのだ。

私も「崇める」を実践しようと思う。

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一筆れいのプロフィール

心に届く手紙屋さん
新聞社、企画会社等を経て、フリーランスのコピーライターとして25年のキャリアがあります。
紙媒体、テレビ、webとフィールドは広く、行政から企業、団体、個人まで、あらゆるジャンルの広告、広報に現在も携わっています。
中でもインタビューを得意とし、年間100件以上のインタビューを行っています。
コピーライティング、インタビュー、編集、ネーミング、プランニング、印刷物のプロデュース、イベントの立案、
コピーライティング講座講師、コーディネーター、編集者、校閲、校正など幅広い業務で実績があります。宮城県仙台市を中心に活動中。
趣味/読書、映画、アート、音楽、旅、ドライブ、カフェ巡り、散歩
みずがめ座2月14日生まれ、血液型O型。
メールアドレス:kokoronitodoku@tegamiyasan.net 

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