エッセイ

2024年上半期「心に残る旅ベスト4」

こんにちは、心に届く手紙屋さんです。

この半年間も、初めて訪れる土地で美しい風景を眺め、空気を胸いっぱい吸いこみ、自然の恵みを味わい、見知らぬ人と出会い、癒された。そんな日々を振り返ってみた。

  • 死ぬまでにしたい10のこと、母娘旅の行き先は「3泊4日の軽井沢~上高地の旅」

転職する娘が1ヵ月間有給休暇を取れることになった。ひとり旅というので私も便乗して、車で出かけることになった。滞在したのは旧軽銀座近くチャーチストリートにあるクロスホテル。

GW明けのため観光客もまばらで、目に鮮やかな新緑を眺めながら、お土産屋さん、美術館、アウトレットモール、カフェ、地元のスーパーなどをめぐり、のんびり過ごした。2日目は草津温泉や浅間山のほうまで足を伸ばした。

3日目は軽井沢から車で2時間半かけて上高地へ。30ほどバスに揺られ、降りてから上高地まで1時間半ほど木道を歩くのだが、青空のもと梓川の清らかな流れを眺めながら散策を楽しんだ。上高地からの穂高連峰は清々しく神々しかった。

娘との旅は初めて。今回の行程は娘の希望だったから、私にとって何もかも新鮮だった。亡き母が元気だった時、姉と私と3人で沖縄旅行したことが私にとって今も大切な思い出になっている。そんな思い出を娘にもあげたかった。上高地から家までは約7時間もの長距離ドライブになったが、おかげで最高の旅の思い出ができた。娘に感謝!ありがとう。

② 商売繁盛祈願「出羽三山めぐり」と「ショウナイホテルスイデンテラスの癒し旅

出羽三山とは、「羽黒山」「月山」「湯殿山」の総称。西の伊勢神宮に対して、出羽三山を東の奥参りと呼ばれ、「羽黒山=現在」「月山=過去」「湯殿山=未来」と見立てられ、この三山をめぐることは死と再生を辿る「生まれかわりの旅」として昔から信仰を集めている。約1400年前、第32代天皇の崇峻天皇の第一皇子蜂子皇子が、父を暗殺した蘇我馬子から逃れて出家。その後羽黒山にたどり着き、修行の末羽黒山頂に社を創建したことが始まりと言われる。日本独特の「修験道」で、山の神様への自然崇拝と、仏様への偶像崇拝、両方の側面を併せ持つ“神仏習合”の宗教だ。

月山神社は7月から山開きのため、お参りできず、最初湯殿山神社を参拝。鳥居からバスで約20分、入り口で靴を脱いで岩場をはだしで歩いて参拝をする。いたるところに温泉が湧き出ている。結界が張られ、神の領域だけに、すべて撮影禁止なだけに神様の気配が身近に感じられた。

次いで羽黒山神社にお参りした。3社合祀されているため、羽黒山神社にお参りすれば3社に参拝したことになる。

本堂でご祈祷も受け、清々して気持ちで羽黒山神社を後にした。  その日の宿は「スイデンテラス」。2度目だが、地元の食材を使った食事がおいしく、源泉かけ流し温泉で、田んぼを眺めながらの露天風呂もある大好きなホテル。世界的な建築家板茂氏が設計、木を使った建物は、シンプルで機能的、2000冊収容するライブラリーもあり、伸びやかな空間が心地よい。

③ 94歳の母と慕う方とその娘さんとの初旅行「ベーカリー・カフェペニーレインと那須塩原温泉オールインクルーシブの宿」

「ペニーレイン」は、焼き立てのパンの香りと、ビートルズの世界観に包まれたレストランで癒しのひと時を過ごせると人気の店。私は2度目の訪問。大通りから山道をどんどん奥に入り、この道で大丈夫?と思う頃に着く。お昼前というのに、すでに大勢の客でにぎわっていた。30分ほど待って店内へ。ほのぐらい店内は、ビートルズ関連のインテリアが飾られ、クラッシックな雰囲気。チーズフォンデュ―、ハンバーグ、サラダなどはボリューム満点、豪快な家庭料理のような味わいだ。待っても食べる価値あり、案内した一行も大満足、私もほっと胸をなでおろした。

日光の「東武ワールドスクウェア」にも立ち寄った。居ながらにして世界旅行気分が味わえる屋外展示型テーマパークで、世界の著名な建築物や世界遺産を実物の25分の1の大きさで再現した展示物が100点以上もあり、じつくり観たら一日かかるほど。ミニチュアの人々もリアルで驚いた。

④ 鳥海山のふもと「湧き水の宝庫、遊佐町で一期一会の出会い旅」

鶴岡のスイデンホテルでおすすめを聴いて訪ねたのが、「遊佐町の丸池様」。遊佐町は鳥海山のふもとにあり、その伏流水が遊佐町を潤す。丸池様は、直径20メートル、水深3.5メートルの小さな池だが、その水は鳥海山の湧き水だけで満たされていて、池の中には魚も泳いでいた。倒木も見られたが、水の中で腐ることはないという。昔から神聖な場所としされていたという。深いコバルト色は神秘的で、ずっと見ていたくなった。

その足で、向かったのが、「十六羅漢」。 「羅漢(らかん)」は、「悟りを開いた修行者」のこと。 十六羅漢は、お釈迦様が亡くなったとき、「仏教をたのむ」と 遺言を託された十六人の弟子 たちのことだ。山形県の最北、日本海に面した遊佐町(ゆざまち)町には岩礁に彫られた羅漢は全国的にも珍しいという。これらは「海禅寺」の住職・寛海(かんかい)和尚が地元の石工と共に彫り上げた物で、托鉢をしながら喜捨を集め、1864年から5年間をかけ完成。寛海和尚はその落成を見届けた後、71歳で海に身を投げ入滅したと伝わる。

十六と言いながら、実際は二十二体あるらしく、長年風雪と荒波によって、風化が認められ、お顔の判別が難しいものもあるが、寛海和尚が十六羅漢に託した思い、そしてこの厳しい環境下で私たちのために祈り続けておられる羅漢様の姿は胸に迫るものがあった。

旅の締めくくりは、夏の味覚「日本海の岩ガキ」。

次はどんな出会いがあるのだろう。

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一筆れいのプロフィール

心に届く手紙屋さん
新聞社、企画会社等を経て、フリーランスのコピーライターとして25年のキャリアがあります。
紙媒体、テレビ、webとフィールドは広く、行政から企業、団体、個人まで、あらゆるジャンルの広告、広報に現在も携わっています。
中でもインタビューを得意とし、年間100件以上のインタビューを行っています。
コピーライティング、インタビュー、編集、ネーミング、プランニング、印刷物のプロデュース、イベントの立案、
コピーライティング講座講師、コーディネーター、編集者、校閲、校正など幅広い業務で実績があります。宮城県仙台市を中心に活動中。
趣味/読書、映画、アート、音楽、旅、ドライブ、カフェ巡り、散歩
みずがめ座2月14日生まれ、血液型O型。
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