
心に届く手紙屋さんです。
先ごろ梅雨が明けたが、すでに例年にない猛暑となっている。

そんな中、我が家の庭に毎年勝手に生えている「大葉」が勢いをましている。
毎日30枚ほどを摘み取ってもどんどん生えてくるので、ことしは「しそまき」を作ってみた
。しそまきとは、みそと刻んだナッツ(くるみなど)、砂糖などを混ぜ合わせて、大葉で巻き、つまようじに3個ぐらいを刺して、油で揚げて食べる、東北地方のご飯の友だ。

ナッツの香ばしさと、あまじょっぱいみその味わい、揚げたしその香りと食感があいまって、たきたてのご飯のとり相性が抜群、お酒のあてにもぴったり。スーパーでも売っているが、結構なお値段がする。材料もあるものでできるし、作り方も簡単、自分で作るとちょっと得した気分になる。
最近思うのだが、食事の時に、メイン以外にこうした「副食」があることが豊かな食卓なのだなあとつくづく感じる。
夏と言えば、「丸なすのミョウバン漬け」も最高。今年も山形の実家の兄から「丸ナス漬け」が6瓶届いたので、お友達に分けてあげたりして、結局は我が家に1瓶だけになった。今年は皮が柔らかく、塩味もむほどよく、最高の出来。さながら「兄のふんどしで相撲を取る」。我が家の夏のご挨拶になった「丸なす漬」。日頃お世話になっている皆さんが喜んでくれるなら、この上ない喜びである。
それともう一つ、大人になった今感じるのは「薬味の妙」である。みょうが、さんしょう、しょうがなどの味わいを引き立ててくれる。これは若い頃はまったく理解不能だった。人生と同じ、酸いも辛いも味わったことで、味覚のほうもより深みを好むようになるからだろうか。

山椒のないうなぎなんて、味わいも半分以下だろう。
7月20日は「土曜の丑の日」。今年も長命ヶ丘のうなぎ専門店「なかむら」さんに出かけた。猛暑のせいかお客も多く、それにつれてうなぎを焼く煙で店内が煙っていた。香ばしい香りが漂っていて、においだけでご飯が食べられそう。
久々のうな重。タレと山椒粉をたっぷり食べて、いただいた。食べ終わるのがもったいないくらい、最高だった。

今年はすでにスイカを食べた。かつてはスイカといえばお盆頃に食べたものだが、今は7月にも結構甘いスイカが出ている。もうすぐ、福島の桃に出始める頃、甘くてジューシーな桃が待ち遠しい。
それにしても、この暑さいつまで続くのだろうか。
先日、物理学者を名乗る、70代と思しき紳士と今年の天候について話す機会があったが、彼によると「宮城県はまもなく【やませ】になるかる、暑さの心配はない」と言う。
やませとは、やませ=偏東風(山背)とは、北日本(主に東北地方、北海道 )太平洋側と関東地方で春から夏に吹く冷たく湿った東または北東の風のこと。 寒流の親潮の上を吹き渡ってくるため冷たく、水稲を中心に農産物の生育と経済活動に大きな影響を与える。
かつて宮城県では、やませによる「冷夏」に悩まされることが多かった。暑いのはせいぜい1週間ぐらい、「クーラーなんて要らない」というのが定説だった。
なのに、今はクーラーがない夏は考えられないし、やませも久しく来ない。

さて、この夏「やませ」が来るという予言?はあたるだろうか。
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