こんにちは、心に届く手紙屋さんです。
コロナ禍が加速し、心がザワザワするような毎日となっている。
そんな中、私は8月から石巻方面にセッセと通い続けている。
「リボーン・アートフェスティバル2021-22」を見るためだ。震災復興をテーマに数年前から音楽プロデューサーの小林武史氏が実行委員長となり、石巻、女川、鮎川などを会場に
アートイベントを開催している。https://www.reborn-art-fes.jp/
今回のテーマは、表現の新たな動きと場をつくる「利他」と「流動性」。
この夏と、来春の2期にわたり実施され、今回は9月26日までとなっている。
野山、海岸、廃屋、廃校となった小学校や病院、さまざまな場所において最前線で活躍するアーティストの摩訶不思議(なんでもあり)なアートを見せてくれる。
料金は宮城県民2000円。何回でも鑑賞できるという、私にとって夢のチケットだ。
写真や映像を使った「インスタレーション」が多いのだが、古びた建物、あるいは自然の風景とが絶妙にマッチした唯一無二の場が創られている。観るものの感性を刺激し、驚きと新しい発見を与えてくれる稀有なイベントである。
スケート場を会場にブラジルのダンスグループのキレキレッのセクシーなヒップホップダンスを20分間観続けるとか。美しい肉体から繰り出される動きは、まさにアスリートそのもの。その言葉の猥雑さはもう圧巻。精神の開放か、何度でも観たい!
今回は、廃業したサウナや銭湯が多い。石巻は漁業で潤い、かつて県内では仙台に次ぐ、第二の都市だった。サウナや銭湯は、漁師が陸に上がってくつろぐスポットとして大繫盛していたに違いない。漁業の衰退、東日本大震災を経てた今の石巻を思うと、サウナ、銭湯などはまさに「栄華衰退」のシンボルのような存在と言えるだろう。
ハイテクの映像の中に、久々の湯につかり、ほどけていく漁師の姿が浮かび上がってくるような気がした。
開催してからというもの、あいにくの緊急事態宣言とかぶり、さらに雨ふりの日も多く、会場は貸し切り状態。どこも人影がまばらで、前回の賑わいがうそのよう。運営側にとっては大変と思う。しかし、私にとっては自分のペースでゆったり鑑賞できるので、最高。
石巻の市街地は、シャッターをおろした店も多く、いい感じの商店街も静まり返っている。
そんな街に現代アートがマッチしている。
なぜなら、No Art No Life。
アートとは、生きることすべてだから。
これだけの素晴らしいアート展を東日本大震災の被災地で何年も継続して開催していただき、宮城県民として心から御礼を伝えたい。「ありがとうございます」
だから私は9月の最終日までセッセと通う。
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